【グランピング白馬】SnowPeak vol.2
2017年10月16日(日)
グランピング2日目を迎えました。
2日目の朝
朝6時。晴れていれば、気球でご来光ツアーの予定でした。
残念ながら天気は雨。テントを打つ雨音が大きく、これでは気球は無理だなとおもい、私は二度寝することに。
目が覚めてしまったゴウキさんは、昨日の夜に仲良くなった方のテントに遊びにいって珈琲をのんでいたそうです。
8時になりました。
まだ雨は降っている模様。ヨガ体験の予定でしたが、こちらも残念ながら中止に。
焚き火を囲みながら、みんなでお話をしていました。
大きなテントでは、朝食の準備がすすめられていました。
朝食
準備が整い案内されたテントの中は、昨日の夜のラグジュアリーな雰囲気とは違う、明るく爽やかな雰囲気。
朝からお酒も飲めます。
ゴウキさんは朝ビールを。
私はりんごジュース。
長野県産シャインマスカットと信州セルリーのコールドプレスジュース
昨晩と同じくコールドプレスジューズからのスタートです。
今朝は、マスカットとセロリ。目の前にジュースになる前の食材を置いてくれる演出、良いですね。
このシャインマスカットは、東京の医療機器メーカーに営業職としてお勤めだった岩城さんが「会社が作ったものを売るより、自分で作ったものを売りたい!」と前職を辞め、長野県須坂市で栽培技術を2年学び、去年独立されました。
そして1年目の今年、「第50回うまいくだものコンクール」で、いきなり農水大臣賞を受賞されたそう。
その素晴らしい宝石の様なぶどうを贅沢に使ったジュースです。
もちろん、そのままでも食べられました。身がパンパンに張ったマスカット。口の中で弾けました。
ウフ・ショーフロワ
北アルプスの大自然で育った信州黄金シャモのロースト
スーパーフード、マイクロリーフ、オレンジのサラダ
ウフは卵。ショーフロアとは茹でた肉などを包み込むようにソースをかけた料理です。半熟卵を、シャモのローストにかけて食べます。鳥の巣のような演出も素敵です。
昨晩食べられなかったチーズが添えられていました。うれしいです。
長野県産サラダビーツのミネストローネ
体が温まります。ほっとするお味。
秋映えりんごのマフィン生姜風味
巨峰とヨーグルトのフルーツ
フレッシュフルーツ
ゴージャスなデザートプレートです。
美味しい朝食後。テントの外に出ると、雨もあがってきました。
乗馬体験
食後の珈琲をいただいた後、乗馬体験をしました。
ニンジンをあげたり、撫でたり。2匹の馬と交流しました。
そして、少し乗らせてもらうことに。
馬の上は結構高く、思ったより揺れます。
乗馬は数年ぶり。こんな景色の中を馬に乗って巡るのは初めての体験でした。気持ちが良いです。
乗馬の後は、焚き火やストーブを囲んで、おしゃべりを楽しみました。
特に何をするわけでもなく、雨音を聞きながら過ごす時間。
非日常な時間の流れを感じました。
そろそろ、出発の時間になりました。名残惜しく、最後にもう一度テントの中で記念撮影。
私たちが帰ったら、この空間は片付けられてしまいます。なんという儚さ。
帰りも、スタッフのみなさん全員でお見送りしてくれました。
雨でテントが 倒れないよう、夜中に1時間おきにテントを見に来たり。屋根に溜まった水を下ろしてくれたり、スタッフの方はこの数日間、ほとんど寝ないで準備やサポートをしてくれていたそうです。
何から何まで、最高のおもてなしに感動しながら、グランピング会場を後にしました。
最高の時間をありがとうございます!
感動の余韻を残しつつ、最後のアクティビティーの場所を目指します。
湖上でランチ
グランピングで楽しみだったイベントの一つ、「本州でも屈指の透明度を誇る青木湖の真ん中でいただく湖上ランチ」です。
陸から遠く離れ、人の声も車の音も聞こえなくなった頃、どこからともなく近づいてくる一隻のカヌー。料理人は自ら作ったお料理を湖上でサーブしてくれるとのこと。
そんなランチ、体験したことありません。とてもワクワクしていたのですが、またしても雨のため湖上ランチは難しいとのこと。ランチは湖畔のテントの中で、コーヒータイムだけ湖上でできるとのことでした。
スタッフさん達は、雨のため急遽、湖畔にテントを建てたとのこと。
それなのに、ロープの結び目にお花が添えてあったり、随所におもてなしの心を感じられて嬉しくなりました。
食事の前にトイレに行きたいと伝えると、湖畔のそばにある小屋を案内してもらいました。
ウッドチップが敷かれた空間にびっくり。
奥の洗面所とトイレの中までウッドチップが敷き詰められていました。
なぜこんなことになっているのですか?とスタッフさんにお聞きすると、湖畔の側のトイレがあまりにも普通で、グランピングの世界観を崩してしまいそうだったので、少しでも世界観のつながりを演出できるように、どうにかしようとしてウッドチップを敷き詰めてみましたとのこと。
あまりにも斬新な発想で、思わず笑ってしまいましたが、ウッドチップのいい香りがしましたし、そのおもてなし精神に感服しました。
さて、ランチの席に案内してもらいました。
霧のかかった青木湖を眺めながらのランチも格別です。
素敵なお花の装飾。
そして、ギターの生演奏まで!
なんて贅沢な時間なのでしょう。
ランチのシェフは地元の料理人 児玉信子さん。野菜は無農薬にこだわってご自身の農園で大切に育てられたものだそう。その野菜を使った創作お惣菜3品。
大きなマグカップにたっぷり入ったクラムチャウダー。あたたまります。
メインは鹿肉のサンドイッチと鹿肉の自家製ソーセージ。
使用する鹿肉はシェフが自ら狩猟し、解体・加工をおこなったものだそう。臭みもなく、スパイスが効いていてとても美味しかったです。
デザートのほおずきも、とても甘くて美味しいです。
お腹いっぱい。満足したところで、
今回のためにしつらえた特別仕様のカヌーがまちかまえていました。
真っ白で美しい。このカヌーに乗るためのライフジャケットも特別に作られたものだそうです。
白馬の自然を知り尽くしたガイドさんの案内で穏やかな湖面を滑るように漕ぎ出します。
湖の上で暖かいコーヒーをいただきました。至福の一時です。
グランピングのアクティビティーはこれにて。その後、近くの温泉に立ち寄ってもらい、体を温めました。
お土産に渡された袋を開けてみると、白馬焙煎工房の「秋の夜長ぶれんど」というコーヒー豆が。このコーヒーを飲むたびに、グランピングの事を思い出すでしょう。
至れり尽くせりの1泊2日でした。
さいごに
直感で「参加したい!」と思ったこのグランピング。私のカンは見事に当たり、本当に素晴らしい時間を過ごすことができました。
雨が降ってしまい、幾つかのアクティビティーができなかったことは、本当に残念でしたが、それ以上にスタッフの方も、準備をしていたものを披露できずに悔しい想いをされていたのではないかと思います。
どんな天気であっても参加者が楽しめるようにと、全力を尽くしてくださっていて、その想いはヒシヒシと伝わってきました。
「おもてなし」とは、まさにこういう事なんだと、お客様に対する姿勢は学ぶ事が多くありました。
本当に参加してよかったです。そして、次回もまた参加したいと思いました。いや、絶対参加します!
長野駅
帰りの新幹線を待つホームで立ち食いそば屋さんが目にとまりました。
新幹線に乗ってしまったら、2時間後にはもう東京です。
名残惜しい気持ちになり、きつねそばを二人で食べる事に。
暖かいおそばを5分でかき込み、心も体もお腹も全部いっぱいになって、この旅を締めくくりました。