【グランピング白馬】SnowPeak vol.1
2017年10月15日(土)
待ちに待ったグランピング白馬の出発の日を迎えました。
きっかけ
思い返せば2ヶ月ほど前。facebookを何気なく見ていた時、フォローしているsnowpeak社長、山井さんの投稿が目にとまりました。
「グランピング白馬のfacebookページが出来ました。(^^)
こちらから予約もできます。」
たったこれだけの文章でしたが、すごく気になるものを感じて、特設ページを見てみると…盛りだくさんのイベント内容に度肝をぬかれました。
http://event.snowpeak.co.jp/2017/hakuba/
(引用元: http://event.snowpeak.co.jp/2017/hakuba/)
一泊二日でできる体験が、「熱気球・乗馬・湖上ランチ・トレッキング・ウォーキング・ご来光ツアー・ヨガ」
すごい。こんなグランピング聞いたことない!
最近キャンプやグランピングに興味を持ち始めた私たち。これは絶対に参加して、最高のおもてなしというものを体感してみたい。てとてとのおもてなしの勉強にもなるはず。
深く考えず、直感に任せて突き進む、私。
ゴウキさんに相談し、数秒後には申し込みボタンをポチりと押していました。(お金のことは後から考えるという…汗)
そして、ワクワクしながら当日を迎えたのでした!
1週間前
出発の1週間前、グランピングの参加者へ、特製ネームタグが届きました。当日は、これをバックにつけてきてくださいとの事。
こういう演出がニクイです。
当日
予報は残念ながら雨。どうか晴れて欲しいです。
また、寒さが心配されましたが、いざとなったらスノーピークが防寒着を貸し出してくれるそうなので、小さなトランク2つで家を出発。
11:00 長野駅に集合でした。
余裕を持って10:30頃に到着!改札を出ると、垂れ幕を持ったスタッフの方が数名出迎えてくれました。
テンションが上がって、記念撮影。
みんながお揃いで着ているスタッフコートがかっこいいです。
残念ながら1組が欠席になり、今回は7組13名で出発です。
11時半頃、駅を出るとワゴンがお出迎え。
これからウェルカムパーティー会場を目指します。
1時間ほど車で移動すると、ゴンドラリフト乗り場に到着。
パーティー会場へはこちらのゴンドラに乗って向かいます。
ほんのり紅葉していて、キレイな眺め。でもちょっと霧が…
あれ!? 前が…全く見えない!
5分くらい霧の中をすすみ、頂上へ到着。
しかし、完全に霧の中!!!
随所にsnowpeakの気配を感じられます。
スローガンも掲げていて、こういう細かい所まで演出が行き届いていて、素敵だなと思ってしまうのです。
霧の森をずんずんと進んでいきます。
すると、テントが見えてきました。
そして、ウェルカムゲートを発見!
記念撮影をしてもらいました。
ウェルカムランチパーティー
ゲートをくぐると、タープが4〜5箇所ほどに張り巡らされていて、ウェルカムパーティーが始まる雰囲気です。
全員集まると、まずは主催者さんのご挨拶。
そして今日のランチは、元なだ万の白馬観光開発 総料理長がスノーピークとコラボしてメニューを開発。お料理を振る舞ってくださるとのこと。素晴らしいです。
ウェルカムドリンクで乾杯です!
今回のグランピングの装飾はすべてMIKI&CO. さんによる装花だそう。とても美しくワクワクするフラワーアレンジメントでした。
ランチのメニューの演出も素敵です。
1品目:白馬のホオズキと信州りんご酢のジュレ
りんご酢の優しい酸味が引き立つ、清潔感のある一品です。ほおずきがとても甘いです。
白いタープに落ちてきた葉っぱのおかげで、とても不思議な空間になっています。
乾杯酒と一品目を楽しんでいる間に、スタッフさんが席の準備をしてくれていました。
こちらがキッチン。
参加者は、数カ所ある食事エリアから好きな場所を選べました。こんな幻想的な空間でランチがたべれるのです。
キャンプとは思えないクオリティーのテーブルコーディネート。
スタッフの方が1品1品お食事を運んで説明してくれます。
まずは、乾杯です。
2品目:マグロのタルタル風(セルクル仕立て)
美味しいマグロの上には白馬産のわさびがのっています。
鉄や硫黄などを含まない中性の水質でアルプスに雪が降ってから6ヶ月かかって湧き出す濁りを知らない水。そんな条件が重なる有賀さんのわさび園で丹念に育てたわさびを、スノーピークグランピングのシェフが見事に創作フレンチに活かした一品とのこと。
3品目:白馬の野菜のジャーサラダ
ジャーに入った野菜をフリフリしてくださいとのこと。
結構楽しいです。
出来上がったサラダをお皿に盛り付けて、まあおしゃれ!
白馬村の季節の恵み(野菜や果物、花など)から酵母を起こし、香り豊かなパンを焼いてくれる人気店「白馬の酵母パンkoubo-nikki」のパンです。
「うん、おいしい!」我が家のシェフも感激の味。
食事中、結構寒めでしたが、ストーブやひざ掛けも用意してあり、何度も焚き火にマキを焚べにきてくれました。ありがたいです。
4品目:しらすと春菊とフレッシュトマトのフェデリーニ
乾燥したトマトの皮が刺さっていました。
ディルの香り、トマトの甘み、唐辛子の辛味、ニンニクの旨味、春菊の苦味のマリアージュが最高でした。
5品目:信州プレミアム和牛のグリル
柚子胡椒ソース・トリュフ塩が添えられていました。柚子ごしょうのソースが絶品。また、ステーキにおでんのように出汁で煮つけた大根が添えられていて、この組み合わせも斬新です。お肉も柔らかくて美味しかったです。
6品目:そば茶プリンと本わらび餅
そば茶プリンの卵は白馬産の卵を。本わらび餅は、奈良県産本わらび使用と食材にこだわりを感じます。とにかく美味しい。
最後に、暖かいあおもじ茶をいただきました。
スタッフの方が、「これが、あおもじです。」と葉付きの枝を持ってきてくれました。素敵な演出です。
ごちそうさまでした!
大満足のウェルカムパーティーでした。
最高に幸せ気分で帰りのリフトに乗り込み、グランピング会場へ向かいます。
いざ、グランピング会場へ!
グランピング会場は白馬スキー場の頂上に近いところ。
本当はスキー場のリフトに乗って向かう予定だったのですが、霧がすごくて断念。バスで、会場まで運んでもらいました。
到着です。
バスを降りると、ホルンの音色が聞こえてきました。
ホルン隊の方々の演奏を聞きます。オカリナの演奏もありました。
とっても嬉しい歓迎音楽会でした。
その後、地図を渡されて、会場の説明を受けました。
ここがお風呂とのこと。ですが、霧がすごい…
足湯もありました。
一通り説明を受けると、宿泊場所へ移動。バギーに乗らせてもらいました。
バギーで5分ほど移動すると、テントが見えてきました。今日はここで泊まるようです。
スタッフの人が見えました!
なんと、みなさんお辞儀でお出迎え。これはドキドキしてしまいました。恐縮です。。。
バギーから降りて、宿泊するテントへ案内してもらいます。
私たちが泊まるのは、このお部屋です。
ROOM07 ルームナンバーがかわいいです。
ワクワクしながらテントを覗くと…
真っ白いテントの中には、ベットルームとリビングが!
白馬は民宿発祥の地と言われており、明治初期に住居の一部に馬屋が設けられた家の造りになっており、そのスペースを民宿用に改修したそうです。
そんな歴史からゲストルームは馬屋をイメージして、広い土間に藁で作られた野趣あふれるソファをしつらえたとのこと。
こういうストーリーにグッときてしまう私たち。
とってもいい香りが部屋中に広がっています。さっそく記念撮影。snowpeakチタンのマグカップはプレゼントとのこと。
すごい素敵な空間に感激しっぱなしの二人です。
インナーテントは通常、茶系のものらしいのですが、空間を作った後、白い方がいいだろうということで、特別に白いものを取り寄せて付け直したそうです。
なんというこだわり。でも、絶対白の方が良いと思いました。
レインボーストーブも可愛くて癒されます。テントの中はポカポカ。
アメニティーも充実していました。
テントと床の隙間には、風や雨が入ってこないように、わらが敷き詰められていました。
スタッフの方に聞くと、雨・風・寒さ、あらゆるシーンを想定して直前まで改良に改良を重ね、宿泊テントを作ってくれたそうです。
また、雨対策としてウッドチップを敷き詰めることも直前に決め、急いで手配したりと、相当なこだわりと妥協のない姿勢に感激してしまいました。
お部屋を堪能した後は、お外へ。
中に個室が2つある、トイレカーが男性用・女性用と2台あり、とっても清潔で快適でした。
左手に見える大きなテントが、今晩食事をするところです。
夕食まで時間があるので、ドリンクバーでゆっくりすることに。
フリードリンクで、お酒からコーヒーまで様々なドリンクが飲み放題です。
ビールもコーヒーもスイーツも、全部おいしいです。
寒い中でいただくコーヒーは最高です。
途中、雨が降ってきてしまいスタッフの方がタープを立ててその下で焚き火をたいてくれました。
ホットワインをリクエストしたら作ってくれました。温まります。
焚き火にあたりながらベンチに座り、まったりドリンクを飲んでいたのですが、この時間に他の参加者さんとお話ができて仲良くなることができました。
あっという間に日が暮れ、そろそろディナータイムです。
ディナータイム
「準備が整ったので、こちらへどうぞ」そう言われて移動すると、そこには、テントの中とは思えないようなラグジュアリーな空間ができあがっていました。
席に着くと、メニューが置いてありました。
グランピング会場の絵だなと思っていたら、一人一人のメニューのイラストがちょっとづつ違うのです。
48人分、全て手書きだそうで、1つとして同じメニュー表はありません。手の込んだおもてなしに感激してしまいました。大切に持ち帰ります。
このディナーのプロデュースは、snow peak glamping I.K.U 青山 のシェフやスタッフさん。このグランピングのために、お店をお休みにして白馬まで調理をしに来てくれているそうです。
さあ、これから最高のディナーが始まります。
長野県産りんごと無農薬イブピアッツェのコールドプレスジュース
食事の初めは、無添加の野菜や果実を熱を加えず強い圧力でぶしたコールドプレスジュース。栄養を失うことなく摂取でき、食前に身体のバランスを整えてくれるのだそう。
こちらは、I.K.U青山のお店でも出てくるメニューとのこと。
イブピアッツェは薫り高く、色鮮やかなバラです。使われている食材がテーブルコーディネートとして置かれているのはとても素敵な演出だと思いました。
白馬産 信濃雪鱒のデグリネゾン
マリネ、キュイ、スモーク
デグリネゾンとは、「同じ素材でバラエティーに富んだ料理の数々」といった意味の料理で、信濃雪鱒を「マリネ」「キュイ」「スモーク」の3種類で楽しませていただきました。
白馬三山の湧き水で育った関養魚場の信濃雪鱒は、名前通り雪の様に白い鱒で、歯応えがある白身が、フレンチによく合います。
燻製はこんな感じで出てきました。
はくばの豚、塩麹マリネ
最新減圧調理器で仕上げた長野野菜のブーケ
翡翠茄子
坊ちゃんかぼちゃと糸瓜のスープ
紅芯大根と糸魚川産 鯛の蕪蒸し
信州プレミアム牛の炙り 有賀わさび園産わさびのエスプーマ
ものすごく長いタイトルのお料理。一つ一つの食材をじっくり味わいました。
のどぐろのシャンパーニュ蒸しとボタンエビのフリット
軽いビスクソース
鹿ロースのロティ ソース・グランブヌール
フランボワーズ、ビーツ、栗、柿
とても野生的で力強い味の鹿肉。胡椒の風味を効かせたソースをベースに甘酸っぱいフランボワーズの中に、栗と柿の甘みが絶妙にマッチしていました。美味しい。
津軽りんごのタルト・タタン
アールグレイのセミフレッド キャラメルソース
長野県はリンゴの名産地。白馬近くで採れ立ての「秋映」林檎を使い、温製タルトタタン。酸味と甘味の絶妙なバランスが上手くマッチした、大人のデザートです。盛り付けも秋らしいです。
とても美味しかったです。これに長野のワインやソフトドリンクが飲み放題。
大満足のディナータイムでした。
帰り際に、キッチンを見せていただきました。テントの中に立派な厨房が出来上がっていました。
食事テントの外に出ると、BARエリアが出来上がっていました。
盛りだくさんのチーズ。
お腹がいっぱいなので、少しだけつまんで、「明日の朝ごはんにチーズを食べたいです」とお願いして、自分たちのテントへ戻りました。
もっと食べたかったです。。。
テントに戻ると、ストーブがたかれていて中はとても暖かかったです。布団の中にも湯たんぽが。ぬくぬくです。
夜のテントの中もまた、雰囲気があって良いです。
この後、バスで2組づつ送ってもらい、このグランピングのために作ったという、露天風呂へ行きました。雨がポツポツ降る中の露天風呂には、日本酒も置いてありました。
体も心もぽかぽか。
最高な気持ちで布団に入り、ぐっすり眠ってしまいました。