【兵庫・大阪・京都の旅】3日目:コーヒーと古い町並み
2018年4月14日(土)
最終日は大阪府富田林市へ。
古い街並みが綺麗な「寺内町」と、友人がやっているコーヒー屋さん「ワコーコーヒー」を伺いました。
寺内町
1558年(永禄元年)、建立された興正寺別院を中心とした誕生した街です。お寺中心にして商売の盛んな街として発展したこのような街を「寺内町」というらしいです。
現在も創建当時の六筋七町の町割りや、重要文化財旧杉山家住宅、仲村家住宅など当時の繁栄を偲ぶ重厚な町家が数多く残されています。また、大阪府内で唯一の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。
ワコーコーヒー
大阪の富田林市で、コーヒー豆の焙煎・販売を行う地元に愛されるコーヒー屋さんです。
オーナーの乾 雅夫さんは、コーヒー愛が止まらない変人で、四六時中コーヒーのことばかり考えている。
基本的にコーヒー豆の量り売りを行う一方で、お好みのコーヒー豆を、お好みの焙煎具合に仕上げる「セミオーダー」という一風変わった売り方や、ドリップバッグやリキッドコーヒーなどの物販も行なっている。
僕らが伺ったのは、午前中の結構早い時間だったけれど、すでにあたりにはコーヒーのよい香りが漂っていました。
年季の入った番宣機から見えるガスの炎
ワコーさんは、まったく新しい切り口で、商品開発に挑戦しています。
今まで焙煎で勝負してきたワコー。今度は抽出で勝負したいと語る乾さん。
キーワードは「COFFEE BREWING(コーヒーブリューイング)」
BREWとは<醸造・抽出>という意味で、お酒の醸造などのことをBREWと言ったりします。時間をかけて丁寧に抽出する行為のことをBREWって言ったりするみたい。
それと、BREWにはもう一つ<企む・企てる>みたいな意味もあります。
つまり、ワコーの考える「COFFEE BREWING」とは、
コーヒーを使った企てと、コーヒーを使った丁寧なプロダクト作りを行うこと。
その第一弾として、ボトリングコーヒーを開発するというので、工房を見学させていただきました。
どでかいペーパードリップ
粉をならす乾さん
温度管理と水量調節ができる特殊な注ぎ口
ハンドドリップで抽出する。これがこだわり
ネルで細かい粉を除去する。
ボトルはビール瓶(今後アップデート予定)
栓は王冠(今後アップデート予定)
ラベルも手作り
まさかの手作業!
もちろん手張りです。
完成!!
めっちゃ丁寧に作られていていびっくりしました。
「手間がかかりすぎるけど、手をかけないと美味しいものはできない気がして、このスタイルにたどり着きました。」
ボトリングコーヒーは、無添加で作らられているそうです。つまり、コーヒー豆とお湯だけ。その分、賞味期限が短い。だいたい1ヶ月くらいしかない。「生コーヒー」と言ってもいいかもしれない。
めっちゃ美味しかったので、知らない人にも飲んで欲しい!今後の商品化が楽しみです。