「東京茶寮」でハンドドリップの日本茶を

2018年3月11日

世界初のハンドドリップ日本茶専門店「東京茶寮」を体験してきました。

日本各地から仕入れた単一農園・単一品種のいわゆる「シングルオリジン煎茶」を、バリスタが目の前でハンドドリップで提供してくれるお店なのです。

ちなみに、完全予約制です。

 

店舗は、要素を削ぎ落としたとてもシンプルな内装です。

漆喰仕上げの壁と国産の無垢材を使用したカウンターをはじめ、日本の職人仕事が随所にちりばめられているそうです。

席に着くと、水出しティーとおしぼりがおかれました。

お店のメニューは2つ。

  • 煎茶2種飲み比べ+お茶菓子1種:1300円(税込)
  • 煎茶1種類+お茶菓子1種:800円(税込)

煎茶は、店舗に25種類ある中から、本日は以下の8種類が飲めるようでしたので、8種のお茶、4種のお茶菓子全てを体験することにしました。

  • 003:こいしずく Single 静岡県「大原」
  • 004:やぶきたやめ Single  福岡県「八女」
  • 005:おくみどり Single  鹿児島県「頴娃」
  • 006:香蘭 Blend 鹿児島県
  • 016:むさしかおり Single  神奈川県「秦野」
  • 017:藤枝かおり Single  静岡県「藤枝」
  • 022:かなやみどり Single  京都府「童仙房」
  • 024:香駿雁金 Single  滋賀県「朝宮」

お茶菓子は以下の4種

  • ほうじ茶のブラマンジェ
  • 米粉のバターサンド
  • 香るおはぎ(りんご味)
  • ドライフルーツの羊羹

注文すると、まずはお茶菓子が出て来ました。

お茶菓子を食べている間に、バリスタが煎茶をドリップしてくれます。

その様子は、死角となって見えない席もあるのですが、9席中6席ほどは見ることができます。

丁寧に入れられたお茶を茶葉と一緒に席に届けてもらえます。

シングルオリジンなだけあって、苦味が強かったり、甘みが強かったりと、どれも特徴的な味でした。

そんな中、香り高く一番美味しいと感じたのは「香蘭」というお茶です。

一番飲みやすいなぁと思ったら、他が全てシングルオリジンの中、香蘭はブレンドのようでした。

お茶はブレンドが良いのかもしれません。

シングルオリジンだと、苦味や甘みの尖りはあるけれど、その分物足りなさも感じてしまうのです。個性的なので、飲み比べをする楽しさはありますが、家に持ち帰ってまた飲みたいと思うのはバランスの良いブレンドなのかなと思いました。

お茶は2煎目も入れてもらえます。
1煎目が香りが強く感じ、2煎目は味を強く感じました。

そして3煎目は、1種類選び、玄米を加えて玄米茶を入れてもらえいます。

日本茶もコーヒーと同じく、「産地」「品種」「蒸し・焙煎」によってフレーバーが大きく異なるそうです。

さらに、お湯の温度を1煎目(70℃)、2煎目(80℃)、3煎目(80℃~)と変化させることで、アミノ酸・カフェイン・カテキンの抽出具合をコントロールし、同じ茶葉でも3煎美味しく味わえるといいます。

日本茶専用ドリッパーを用いることで、その甘味・旨味・渋味や香りの違いを明確に感じられる飲み比べメニューを提供することができるのだそうです。

食後は、奥の販売スペースへ。

一番飲みやすかった「香蘭」をお土産に購入。

コーヒー、チョコレートと共に、ここ数年でよく聞くようになって来た「シングルオリジン」

お茶のシングルオリジンを体験できる東京茶寮は、とてもオススメです。

4名以上だと予約が取れなかったので、3名で行くと色々なお茶が飲めて良いかなと思いました。

 

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2018-03-11 | Posted in 食のイベントNo Comments » 
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