【富山職人巡りの旅】2日目:高岡の職人を訪ねて

2017年 6月10日 土曜日

お天気にも恵まれ、2日目のスタートです。

初日以上に慌ただしいスケジューリングの2日目が始まります。

 

スケジュール

2泊3日で5箇所の工房を回るため、かなりタイトなスケジュールでした。

6/9(金)

06:35 出発
14:00 ★朝日工芸の見学
19:00 Airbnbの古民家に宿泊

 

6/10(土)

09:00   ★モメントファクトリーの見学
10:30   ★高田製作所の見学
12:15  ランチ@ぼてやん 環水公園
13:30     金屋町通り散策
15:00 ★能作の見学
18:30 Airbnbの公園側の大きな宿
19:30 夕食@銀八鮨

 

6/11(日)
07:30 起床
09:15 Airbnbの公園側の大きな宿
09:30 ★陶芸工房の見学
12:00 ランチ@雅楽具
14:00 富山県
20:00 東京

 

 

2日目

宿泊した古民家(もぐら庵)から、高岡市内まで一時間かかるということで、早朝に出発しなければならず…、後ろ髪を惹かれるように古民家を出発しました。

 

高田製作所

高岡を代表する鋳物メーカーの一つです。次期社長の高田さんに、創業の歴史から現場の様子までご案内していただきました。

テーブルや床に使われているのは、高田製作所の代名詞ともいえるアルミ鋳造のタイル。

ひんやりとしたアルミの温度感と、ざらりとした温もりのある質感のギャップがなんとも言えない空気感を醸している。

アイスクリーム専用スプーン「15.0%」はあまりに有名。その原型を見せていただきました。

工場で作業する様子も見せていただきました。

休日ということで、作業している職人さんはまばらでしたが、制作の一端に触れることができて、メンバー一同感動しきり。

高田製作所が、何より大切にしていること。

それは確かな品質を創り出す高い技術力、そして人生を美しくするデザインです。

製品に命を吹き込むように、美しく丹念に創り込むことで、暮らしに生き生きとした彩りと輝きを届けたい。そう語っている高田さんと話していると、こちらまで熱っぽくなってしまいます。

高田製作所の生み出す商品は、どれも美しく…。多分帰り着いたら、高田製作所の商品買ってしまうと思います。

 

 

モメンタムファクトリー オリイ

銅板着色のスペシャリスト。モメンタムファクトリーの代表の折井さんに案内していただきました。

代表の折井さん自ら着色の施工工程を実演してくれました。

ぬかやアンモニア、木酢液や炎を巧みに操って、様々な表情(着色)を銅板に施していく様子は、さながら魔術師のようです。

「着色」という昔ながらの伝統技法を守りながらも、先進的なことに挑戦し、職人が生き残る新しい道を自ら切り開こうとする姿勢はかっこいいの一言です。

ちなみに、折井さんが着用している白のジャケットは、有名アパレルブランドの「ANREALAGE(アンリアレイジ)」が、モメンタムファクトリーオリイの制服としてデザインしたものだそうです。

*そのプロジェクトの記事はこちら

 

昼食

土砂降りの雨は、この時期の富山特有の天気らしい。

バケツをひっくり返した土砂降りの中、有名なお好み焼き屋さん「ぼてやん」に向かいました。

お昼時はめっちゃ並ぶのと、焼き上がりに時間がかかるとの前情報を入手していたので、予約して焼いておいてもらいました。公園で食べようと企画していたのですが…、土砂降り。

なので、車の中でみんなで仲良く食べました。

パンパンに詰まっています。お好み焼きとは思えない重量感。

「ぼてやんはお好み焼きにあらず。ぼてやんなり。」という名言が飛び出すほど、お好み焼きとは一線を画す独特の味わい!しかし、間違いなく美味しさかったです。なんか、中毒性がありそうな味です。

 

能作

鋳物業界で一番有名といっても過言ではない鋳物メーカー。錫という比較的柔らかい金属を使った曲がる鋳物はあまりに有名です。

新社屋が完成したということで、見学に訪れました。そして、なんと能作の代表取締役の能作さんに案内していただけるという豪華っぷり!!

「型」と呼ばれる鋳物を作るときに必要な原型が、天井までびっしり!圧巻です。

新社屋の一角、物販コーナーの脇に鋳物作りのワークショップスペースがあり、予約制で鋳物作りを体験できるようになっています。

ブッッパンスペースには、能作の代表作でもある風鈴の全ラインナップがずらり。

自分好みの音、形を選び放題です。

一般公開されていない極秘エリアにも潜入させていただきました。もちろん撮影NGなので写真はありませんが、すごかった!

磨き工程待ちの風鈴

鋳造工程の工場のサイン

冷却待ちの鋳物たち

錫のインゴット

トイレのサイン

トイレのサイン その2

駐車場のサイン

 

お忙しい時間の合間を縫って、案内していただけて光栄でした。

そして、案内する能作さんのキラキラした表情がすごく印象的でした。モノづくりが楽しくてしょうがない。

楽しんで作っているから、こんなに魅力的な商品が生まれるのだろうなと感じたました。

 

金屋町通り散策

高岡でもっとも古い町並が続く一帯を散策。石畳に格子造りの街並みが、とても雰囲気あります。

雑貨屋さんも価値並ぶ一体なのですが、17時にはお店は閉店してしまします。

飴色の千本格子

石畳と街並み

鋳物製の側溝の蓋

少しシュールな児童の銅像

 

晩御飯

富山のうまいもんを食わせてくれるお鮨屋さん「銀八鮨」へ。

富山県在住のプロデューサー(コーディネーター)五十嵐さんからご紹介いただき、一緒にお食事しました。

セイズファームのワインは本当に美味しかった。入手困難らしいけど、見かけたら即購入しようと思ったほど。

お酒は、高田製作所のアルミのぐい呑でいただきました。底には「銀八鮨」がレーザーで刻印されています。

高田製作所製のアルミのぐい呑

ノドグロの塩焼き

生岩牡蠣

白子

おまかせ握り

おまかせ握り その2

おかわりした赤貝

 

散々食ったくせに、締めのラーメンに取り掛かる。「まづめ」というお店へ

お腹一杯で、後悔している斎藤さん。

 

 

2日目のお宿

この日もAirbnbでとった、お宿に雑魚寝。

この宿はなんだか不気味。写真を見て期待していた空間とは違っていて、ちょっとカビ臭く、埃っぽいくせに変に生活の形跡が…。しかも、なんか不思議な造りでした。

天井に固定された謎の彫刻

でも、それも楽しい思い出です。笑

さっさと寝て、次の日に備えます。

 

 

続きはこちら↓

【富山職人巡りの旅】3日目:陶芸と芸術的ランチ

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2017-06-10 | Posted in 国内旅行No Comments » 
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