【てとてと食堂】くらしのこよみ忘年会
2018年12月26日
日本で古くから用いられてきた季節の区切り方「二十四節気」と「七十二候」に沿って更新される、暦アプリケーション くらしのこよみ 。
こちらのアプリを作られている皆さんと、てとてとが一緒になにか出来ないだろうか?というご相談をしつつ、一緒に忘年会をすることになりました。
おしながき
くらしのこよみアプリを参考に、いまの暦の「冬至」になぞられたメニューを考えました。
12/22-1/4 の期間を二十四節気では「冬至」といいます。春の七草は有名ですが、この季節にも「冬至の七種(とうじのななくさ)」というものがあります。
この季節に、「ん」が2つ含まれる食材は、運(うん)が2つ含まれていて縁起がいいと言われています。 例えば、人参、金柑、レンコン、銀杏、南京(かぼちゃ)、寒天など。
そこからヒントを得て、お正月に向けて縁起が良い食材を使った食卓を作りました。
お品書き
お刺身(ホタテ、鯛、いちご酢)
いちごと米酢、ゆず果汁と3種の酸味を合わせたいちご酢と、ホタテと鯛をマリネにして合わせました。意外かもしれませんが、いちごとホタテの相性は抜群です。
そこに、ラビゴットソースという酸っぱいソースを添えることで、4種の酸味を楽しんでいただけるさっぱりした前菜。
紅白の組み合わせで、年末〜元旦を感じてもらえるように。
金柑と人参と春菊のサラダ(黒酢ドレッシング)
寒さが厳しくなるとと甘みが増すとされる人参と春菊をサラダに仕立てました。
冬至の七種である人参、金柑を使って。
銀杏団子とクワイの揚げ物(ゆずのあんかけ)
銀杏団子とは、レンコンをつなぎにして、真ん中に銀杏が入っている精進料理です。
クワイは、芽が出ている形状から、おめでたい食材としておせち料理にも使われる食材です。夏の大阪〜京都の旅で知り合った、86farmの岩切夫妻よりお送りいただきました。
ちなみに、レンコン、銀杏も冬至の七種です。
鴨ロースト
11〜2月は狩猟の季節です。
特に鴨は脂が乗って最高に美味しい時期です。日本産の鴨も美味しいのですが、今回はフランス産のマグレ・ド・カナールという鴨を用意しました。
マグレ・ド・カナールはフォアグラを獲るために育てられている鴨の肉です。分厚い脂からは、ほのかにフォアグラの香りがします。この肉を高温のオーブンでごく短時間火を通して表面を焼き締めて、そこにすき焼き風のソースをかけて。
牛肉と大根の炊き込みご飯
炊き込みご飯に大根おろしというのは意外な組み合わせなのですが、これが結構合うんです。牛肉の佃煮に、鬼おろしの大根。
最後にロックチャイブというニンニクのような香りがするマイクロハーブをそえました。
かぼちゃのプリン
かぼちゃ(南京)も冬至の七種です。
バターナッツかぼちゃという肉質が柔らかく、濃厚な甘さが特徴のかぼちゃを使って仕立てました。
季節のお花
お正月を少し意識したお花でお出迎えしました。
七十二候
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のことを七十二候といいます。各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっているのです。
冬至に含まれる七十二候を知り、今の季節を感じました。
及東生 なつかれくさしょうず
夏になると枯れてしまうウツボグサの芽が出る頃 ウツボグサは芽を出す頃ですが、この草以外の草木のほとんどが枯れていく時期。
麋角解 さわしかつのおつる
ヘラジカの角が生え変わる頃、枝分かれした 大きな角が抜け落ち、春にまた新しい角が生え始めます。ゴウキさんは、狩猟兄弟として活動もしており、実際に鹿の角を触ってもらいながら、抜け落ちた角の活用法についてもお話をしました。
雪下出麦 ゆきくだりてむぎのびる
ふりつもった雪の下で、麦が芽を出しはじめる頃、 重い雪の下で、暖かい春をじっと待っています。この様子を、今回は燻製サラダで表現してみました。