中国茶とペアリングの会
2018年5月24日
横浜の「嘉宮」というレストランにて、中華料理7品と中国茶4種のペアリング食事会へ参加してきました。
お品書き
◆嘉宮特製前菜盛り合わせ
・スペイン産鴨を梅肉ソースで
・甘酢の湯葉彩野菜巻き揚げ
・初鮎のマッシュポテト挟み
・クラゲ(大葉ブラックペッパー醤油で)
・はなまるきゅうりピリ辛酢味噌
・大振りホタルイカの四川風のピリ辛煮込み(ひき肉と焼いたカマンベールと一緒に)
◆茶碗蒸し 蟹の内子と蟹肉のフカヒレあんかけ
中国ではとてもポピュラーなメニュー。中華だしの茶碗蒸しで、オレンジ色の餡はズワイガニのうちこ(甲羅の中の卵)だそうです。下に隠れている茶碗蒸しと一緒に混ぜて食べます。
◆旬野菜と天然大海老のソテー 桜えびかけ
旬野菜の黄色ズッキーニ、苦瓜、セロリ、ヒラタケ、京人参、生赤唐辛子がたっぷり入った炒めものです。ポイントは桜えびフライ。パン粉をさらに細かくミキサーで回し、強力粉と混ぜて桜えびにまぶして、二度揚げをすることで、味わったことのない食感が楽しめます。まさに、小さなエブフライを食べている感じ。
◆本店自慢の手作り点心3種
(グリンピース入りもち米シウマイ/フォアグラ入り小籠包/チャーシューメロンパン)
・もち米シウマイ:旬のグリンピースは味が濃く美味しい。
・チャーシュー入りのメロンパン:びっくりする組み合わせですがかなり美味しい
・小籠包:フォアグラ入り。普通はスープをゼラチン状にして入れるが、これは肉とフォアグラのみで作られているそう。濃厚です。
◆国産黒毛和牛頬肉の紙包オーブン焼き ポートワイン黒酢ソース
和牛の頬肉、アスパラ、そら豆、さといも、舞茸、パプリカを、ポートワインを煮詰めて作ったタレにつけて食べます。タレをつけなくても野菜は甘く、お肉もホロホロ。とても美味しくて、プーアール茶によく合います。
◆小田原産クレソンと煮込み卵麺
小田原産のクレソンを卵麺でサッパリと。
◆中国揚げパンのフレンチトースト風 バニラアイス添え
一晩付けたフレンチトーストはしっとりしていて、メープルアンド蜂蜜をかけて食べるとさらに美味。
茶譜
【食前酒】柚子香烏龍茶ペリエ割
乾燥させた柚子の皮で香りをつけた烏龍茶をペリエで割っていて、まるでお酒を飲んでいるかのような気持ちにさせてくれます。爽やかな柚子の香りから始まり、最後は烏龍茶の味がしっかりと口に残ります。
ゆず以外にも烏龍茶に香りをつけることができるのかと聞くと、開きかけのジンチョウゲや金木犀、プルメリアなどの花の蕾を摘み、烏龍茶と一緒にジップロックなどに入れて一晩置くと、花の香りがお茶に移るそうです。一晩おいたら、すぐに花は取り出します。これで、烏龍茶に花のかおりがほのかに移るそうなのです。
【食中茶】清香 黄金桂
「清香」と呼ばれる烏龍茶特有の清らかな香りがしました。軽い口当たりと、爽やかな余韻のあるお茶。
【食中茶】雲南 普洱茶(プーアール茶)
中国雲南省で生産され、香港では飲茶のお供として親しまれている中国茶です。
「陳香」と呼ばれる独特な香りとともに、力強い味わいがしました。ヤムチャによく合います。
【デザートティー】武夷岩茶
烏龍茶の代表格「岩茶」の1つです。
樹齢30年を超える古樹から生産された深い味わいの烏龍茶。
「岩韻」と呼ばれる飲んだ後に喉元に広がる華やかな香りを楽しめます。