【比べてみた】明治のTHE Chocolateを食べ比べてみました
チョコマニアで有名なゴウキです!
最近リニューアルされた明治製菓の「THE Chocolate(ザ・チョコレート)」を食べ比べてみました。
ずいぶん前からあったんですが、高いし…、パッケージがイマイチだし…、他の似た商品(高カカオのチョコ)でいいような気がしてわざわざ選ぶ人は少なかったんじゃないでしょうか?
旧パッケージの THE Chocolate(ザ・チョコレート)
出展:https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/products/
新パッケージの THE Chocolate(ザ・チョコレート)
Bean to Barとは
そもそもこのTHE Chocolateは、ビーントゥバーという種類のチョコレートらしいです。
じゃぁ、ビーントゥバーとはなんのか?
欧米では板チョコのことをBar(バー)といいます。そして、Bean(ビーン)は、カカオ豆のことです。
出展:http://granosagricolas.com.pe/es/portfolio/cacao/
つまり「豆からバー(板状)になるまで」という意味で、ショコラティエがカカオの買い付け、焙煎、製造の全てを自社の工場で行うチョコレートの製造工程体制のことです。
ぼくたちが普段食べているチョコレートは、いろんな産地のカカオ豆をブレンドしてつくられています。いつでも安定した味を供給するためには、ブレンドする必要があるのです。
一方ビーントゥバーは、単一の産地のカカオ豆を使って作られることが多く、産地別の個性を感じることができるのが特徴です。
アメリカやヨーロッパなどでブームを巻き起こし、日本でも近年ブームとなってきています。
THE Chocolateのラインアップ
旧パッケージでは2種展開でしたが、新パッケージでは4種展開となっています。
産地は、ベネズエラとブラジルトメアスーで、それぞれにミルクとビターがラインナップされており、全4種となっています。
今後、新しい産地別に増えていくかもしれませんね。
Confort Bitter(コンフォートビター)
出展:http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/
- 産地:ベネズエラ
- カカオ分:70%
- 特徴:力強いカカオ感とナッツのような奥深い旨味
Velvet Milk(ヴェルベットミルク)
出展:http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/
- 産地:ベネズエラ
- カカオ分:49%
- 特徴:ナッティな香り、濃密で深みのあるミルク感
Elegant Bitter(エレガントビター)
出展:http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/
- 産地:ブラジルトメアスー
- カカオ分:70%
- 特徴:フルーティーな香りと、カカオ特有の酸味
Sunny Milk(サニーミルク)
出展:http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/the-chocolate/
- 産地:ブラジルトメアスー
- カカオ分:50%
- 特徴:フローラルな香りと、酸味とミルクのコクが生み出す優しい甘さ
食べ比べてみた
旧パッケージもまだ売っている店舗があったので、それらもあわせて全部で6種のビーントゥーバー食べ較べてみます。
旧 The・Chocolate
香るカカオと、コク深カカオの2種展開です。
金色のパッケージがゴージャス感を演出しています。
カカオ分は、コク深カカオは62%。香るカカオが56%となっています。
6本のバーが個別放送されています。内容量は52g
コク深カカオの方が色が濃いです(上:コク深カカオ 下:香るカカオ)
コク深カカオ
深入りのカカオ豆を使っているような、ウッディーな香りがします。力強いカカオ感と、カカオ特有の酸味、深いコクが特徴です。
香るカカオ
スモーキーな果実感のある香りが印象的でした。ミルク分が高い割には、しっかりとしたカカオ特有の酸味を感じることができます。喉元を過ぎるとクリーミィなナッツのような香りが口中に広がります。
新 THE Chocolate
コンフォートビター(青)とヴェルベットミルク(赤)はベネズエラ産のカカオ豆を使ったチョコレートです。
コンンフォートビターの裏面と小包装(3つのタブレットが入っています。内容量は50g)
ヴェルベットミルクの裏面と小包装
エレガントビター(黄)とサニーミルク(紫)はブラジルトメアスー産のカカオ豆を使ったチョコレートです。
エレガントビターの裏面と小包装
サニーミルクの裏面と小包装
それぞれの産地でビターチョコとミルクチョコの2種ずつの展開です(上:ミルク 下:ビター)
産地による色の違いもあります(上:ブラジルトメアスー産 下:ベネズエラ産)
徹底的に考え抜かれたタブレットの形状が素敵
タブレットの形に明治の本気を感じます。
そして、小包装のテキスタイルかわいいー!
パッケージデザインも旧パッケージとは打って変わってポッップでスマートな印象になりました。
引き伸ばしてポスターにしたいくらいです。
Confort Bitter(コンフォートビター)
ウッディノートの力強い香りと、深煎り独特の濃い色合いが印象的でした。
高カカオ分のチョコレート特有のパキッとした割れ方をします。
口に含むと心地よい苦味と、ナッツのようなコクが口いっぱいに広がります。そして、喉元を過ぎるころには、カカオ特有の酸味のある香りも立ち上ってきて、上品なビターチョコって感じでした。
Velvet Milk(ヴェルベットミルク)
ミルクのふくよかな香りが目立ちます。深入りのカカオ豆を使っているので、カカオ分49%のミルクチョコレートのわりに深い色合いをしています。
ミルクの濃厚なコクと、ナッツのような香りの相性は抜群です。食べ終わった後もしばらく余韻が続くほど濃厚な味わいのチョコレートです。
Elegant Bitter(エレガントビター)
ブラジルトメアスー産のカカオ豆は初体験ですが、めっちゃフルーティです。
ビーントゥバー然としたチョコレートで、カカオ豆特有のジューシーな酸味があります。
唾液がさっと引いていくような、青い苦味が特徴的で、食べ始めから食べ終わりまでフルーティーな香りが印象的でした。
Sunny Milk(サニーミルク)
花のような香りが個性的です。ビターチョコで感じた青い苦味は、ミルク分と出会うことでレンゲの蜂蜜のような優しい甘さに変化します。
食べる前は花のような香りからは、想像できない深くコクのあるい甘味と、若々しい酸味。食べ終わりに喉元から口中に広がる香りは、食べ始めより強く華やかで余韻もたっぷり楽しめます。
ぼくはこのサニーミルクが一番好きです。
最後に
食い散らかすぼく
どれもおいしかったです!
ビーントゥバーはカカオ豆の産地別、品種別の個性が際立つので、尖った味わいのものが多いのですが、それが楽しく面白く、魅力でもあります。
大切に大切に食べたくなるようなチョコレートでした。
みなさんも機会あれば、試してみてください!
ぼくのオススメは紫色のサニーミルクです。(笑)