【LEARN & GROW】まな板・カッティングボード作り
2016年9月3日(土)
式場の変更をしてから3ヶ月が経っていました!時の流れは早いです。
▼結婚式場を変更した記事はこちら
【LEARN & GROW】
TRUNK HOTEL では、結婚式当日の準備をするだけではなく、結婚式後の生活も豊かにするため、【LEARN & GROW】をテーマに企画されたワークショップに参加することができます。
【LEARN & GROW】とは、「学び」と「成長」という意味で、等身大で学べることを二人で体験し、二人が目指す理想の夫婦生活を手にすることが目的で、暮らしの知識や共通の趣味を育む様々な企画が行われます。
今回は、第一回の【LEARN & GROW】ということで、まな板・カッティングボード作りを体験してきました。
まな板・カッティングボード作り
TRUNK HOTEL は建設中のため、青山にある開業準備室にて開催されました。
朝の10時集合で、約2時間ほどのワークショップになります。
階段を降りると、スペースはすでにセッティング済み!
TRUNK HOTELで挙式予定の8名4組のカップルと一緒にスタート!
「にっぽん てならい堂」さんがコーディネートした、まな板とカッティングボード作りのワークショップで、講師は「woodpecker」という木工職人の福井賢治さんが岐阜から来てくれていました。
木工業が盛んな岐阜県でお祖父様の代から続く木地師(仏具や神棚、神輿の木製部品製造を手がける職人)の家に生まれた福井さん。
職業訓練校に通って木工を学んだのち、修業を重ねる中、結婚してお子様を授かった記念に、奥様からのリクエストで「いちょうの木のまな板」を作られたそうです。
5年間使用したそのまな板を見せていただきました。
傷や、色味の変化にその歴史やいろいろな思い出が刻まれていることが見て取れました。
新しい生活を始めるにあたって、普段何気なく使っている道具のあれこれを学ぶことで、より生活が豊かになりますよ。と、そんな素敵なお話をしてくださいました。
木の種類
人間と同じで、木にも様々な個性があります。
今回は、「いちょうのまな板」と「桜のカッティングボード」を作りますが、それ以外の木の特徴もサンプルを見せながら教えてくださいました。
いちょう
柔らかくて、弾力性があり、まな板にぴったりな素材。板前さんにも人気です。
桜
柔らかい木作られたカッティングボードは、傷がつきやすいのですが、桜の木はとても硬いので、カッティングボードに向いています。
栗
栗もまた、硬い素材です。水にも強いので、電車の枕木にも使われているそうです。
ひのき
水に強く、神社の柱、お風呂に使われます。しかし、いちょうに比べて柔らかいため、まな板にすると凹んでしまうそう。いい香りがしました。
トチ
テーブルやお盆に使われます。
ナラ(オーク)
硬くて、傷がつきにくいので、家具によく使用されます。我が家のフローリングもナラを使用する予定です。
ウォールナット
クルミの木です。もともと茶色い色をしている海外の木材です。楽器、家具、フローリングに使われます。
さっそく、作ります!
木の紹介が終わったところで、さっそくまな板とカッティングボード制作の始まりです。
大まかな形はすでに切ってあるので、小刀、カンナ、やすりを使って面取りをしていきます。
小刀の持ち方をレクチャーしてもらい、さっそく角を削り始めます。
いちょうは柔らかいので、スルスル削れました。
桜の木はとても硬いので、細かい部分を削るのが難しかったです。
木目に注意しながら削っていきます。
カンナを使うと、速いスピードかつ均等に板を削ることができます。
一箇所を3〜6回、同じ力で削っていきます。
面取りが終わったところで、まな板を紐で吊るして乾燥できるように、紐を通すための穴をあけました。
穴専用のヤスリがありました。かわいい!
最後の仕上げに、2種類のやすりをかけます。
まずは、目の粗いやすりをかけ、次に目の細かいやすりをかけます。
完成間近で嬉しさがこみ上げる、私たち。
細かいところはアドバイスをもらいながら、ラストスパート!
熱ペンを使って、文字やイラストを書くこともできるそうです。
今回は、私たちは文字は入れませんでした。
最後の仕上げに、桜のカティングボードにオイルを塗りました。
普段のお手入れは、植物油でも良いそうです。
ちなみに、いちょうは木自体に油分が含まれているため、オイルを塗る必要はないとのことでした。
使用後も洗剤はなるべく使わず、シュロのタワシで汚れを落として使うと長持ちするとのことでした。
シュロのタワシ…欲しいなぁ。
ちなみに、いちょうのまな板に小さな穴が空いてたのですが、これは、いちょうの葉っぱが幹から直接生えていた跡なので、虫食いとかじゃないよ〜とのことでした。
熱ペンで、この穴からいちょうの葉っぱが生えているようなイラストを描いた人もいたそうです。ナイスな発想!
完成!
桜のカッティングボードの完成です!
いちょうのまな板の完成です!
自分たちで作ると、本当に愛着が湧きます。
詳しいお手入れ方法も教えていただきました。
そして、帰ってさっそく鶏肉を切るゴウキさん!
いつもはゴムのまな板しか使わないけれど、「このまな板、すごくいい!」と大興奮。
よかったよかった。
2時間のワークショップはあっという間でした。
使い続けていくうちに、カビが生えてしまったり、汚れが目立ってきたときには、「woodpecker」さんにお願いすると、表面を綺麗に削ってくれて、また使えるようにしてくださるとのことでした。
将来子供が出来た時、初めて料理をするとき、結婚したとき、このまな板を作ったことをどんな風に話そうかな〜なんて思いをめぐらしたりもしました。
LEARN & GROW はとっても素敵な取り組みだと思いました。
次回のワークショップも楽しみ楽しみ!