【Rice Girl主催】春の食事会へ
2018年3月25日
Rice Girlとしてお米の素晴らしさを日本や世界に伝える活動をしている桃子さん。彼女がプロデュースしている日本の暦、二十四節季を祝うプライベートディナーシリーズ。
その最初の「春の会」へ参加してきました。

イベントの内容は、春の六つの期間をひとつひとつ表現する、六品のコースディナーと日本酒のペアリング。オーガニック植物性食材のみで作るお料理。日本酒は全て熱燗で。
また、益子の陶芸家四名にイベント限定作品を焼いていただき、この作品四点はお持ち帰りできるというもの。
なんとも贅沢な内容です。
とてもワクワクしながら、会場へ向かいました。

会場に入ると、春らしい桜のテーブルコーディネートでお出迎えしてもらえました。

長テーブルの端から、桜の蕾〜咲き始め〜満開のグラデーションが演出されていました。

壁側には満開後に散っている様子が表現されています。

お花の演出を担当されたのは、C STORE CのIrisa Watanabeさん。
テーブルクロス
「お席はこちらです」と案内されると、ネームプレートがありました。こういう気遣いがとても嬉しいです。

武笠京子さんの手染めのクロスです。

お隣の席をみるとクロスの色が違いました。24節季の春の6つの節季をイメージして染められたデザインだそう。

レセプション
席についてゆっくりしていると、食事の前に茶室のようなにじり口のある空間に案内されました。

ここで、今日のお酒のお伴となる酒器を選びました。
益子の作家、福島晋平さんが今日のために作られた特別な5種類のデザインなんだそう。

梅酒燗55℃ 銅
選んだ器を持って、その隣のテーブルに移動。燗をつけた梅酒をいただきました。素敵な演出にこれから始まる食事会の期待も膨らみます。
日本酒熱燗のペアリング
6品に合わせる日本酒がずらり。

ペアリングをするは、てとてと食堂にも遊びにきてくれた熱燗DJつけたろうさん。
彼の選ぶ日本酒のセンスは抜群です。温度、チロリの種類など、何パターンも実験をしたうえで最適なペアリングを見つけているとのこと。

さて、お食事のスタートです。
基本的に、全てのメニューはオーガニック植物性食材とお米が使われています。お米を使った6品のコースとは、どんなラインナップになるのかワクワクです。
1品目:「立春」梅 穀良都60℃銅
ほんのりピンクと緑色の二色のお米のペースト。
お米をゆっくり炊いて、ペースト状にし、豆腐と合わせているそうです。
ほんのりピンク色なのは梅酢。緑色は、ほうれん草と塩麹。横に添えられた甘く炊いた鶯豆との味や食感の対比も面白いです。あしらいの枝は梅の若葉。和歌山のみなべの梅だそう。
器はハンガリー出身の女性、ワグナー ナンドールさんという益子の作家さんの作品です。

2品目:「雨水」蕗の薹 日本響63℃銅
蕗の薹の味噌、新じゃが素揚げ、五色そうめんの野菜揚げ、白こんにゃく。色とりどりの賑やかなワンプレート。
日本響は山形県のお酒です。
四角い器は、やぐちけいじさんの作品。 電気釜でつくられた器は、洋のようで、和のよう。陰陽五行 春は青い色 四つ葉のクローバーを表現している。

3品目:「啓蟄」藁 杉勇45→35→47℃銅
わらを下ゆでした水で、玄米を炊いたそう。中には、赤首ほうれん草と醤油麹。
山形県の杉勇という10年以上寝かした古酒で力強い香り、とろみの中にトゲのある米臭、華やかな印象。

文旦のシャーベット

4品目:「春分」小豆 鳳凰美人61℃錫
ドライ桜がよいアクセントに 。春菊のマリアージュ です。

5品目:「清明」桜 神亀70℃ 錫

印象的だった味噌汁酒。

6品目:「穀雨」苺 しぜんしゅ58℃銅


食後のお茶



お土産
料理につかわれた器と、敷物は、お持ち帰り用できるように可愛く包まれていました。

風呂敷を開けると、小さなお弁当箱が。

可愛らしいおはぎが出てきました。

スタッフの皆様。とってもすてきな春のお食事会でした。
どうもありがとうございます。











