【猟師になる!】 狩猟免許の取り方
どーも。僕です。
今回は猟師(ハンター)になる方法をまとめていきたいと思います。
猟師と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
「銃で動物を殺す」、「野蛮」、「動物がかわいそう」
こんなイメージを持つ人が多いのでないでしょうか?
でも、考えてみてください。普段あなたが食べているお肉も、元は生きている動物ですよ。
スーパーで売られているお肉にも命があるけど、お店側の工夫や僕らの慣れのでせいで、そういうことに無頓着になっているだけだと思うんです。
猟師とは「獲って食う人」の総称だと思います。
感謝と尊敬の念をもち命を頂くことができるヒト。
命や食に正面から向き合うことができる素晴らしい資格だと、そう僕は思います。
狩猟免許とは
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき、狩猟鳥獣の捕獲等を認める許可のことをいいます。
免許制にすることで、密猟の防止及び野生動物の保護などができるというわけです。
しかし、狩猟免許を取得できたからといって自由に狩猟できるわけではありません。
実際に狩猟する時は、猟具・猟期・狩猟する場所に応じて狩猟者登録や銃所持許可申請を行わなければいけません。
ちなみに、一口に狩猟免許試験といっても、実は次の4種類に区分されています。
<狩猟免許の区分>
- 網猟免許 : 網(むそう網、はり網等)を使用する猟法
- わな猟免許 : わな(くくりわな、はこわな等)を使用する猟法
- 第1種銃猟免許: 銃器(装薬銃、空気銃)を使用する猟法
- 第2種銃猟免許 : 空気銃を使用する猟法
この中から自分が行いたい猟法を選んで、対応した免許を取得するわけです。
一般的な猟銃を使った猟法の場合は、「第1種銃猟免許」が必要です。
僕はこれの取得を目指します。
「第1種銃猟免許」は、散弾銃と空気銃の両方が使える免許で
「第2種銃猟免許」は、空気銃のみ使える免許です。
銃猟を行う場合、たとえ空気銃しか使う予定がなくても「第1種銃猟免許」を取ることをお勧めします。
理由は、同じ金額で取れる免許なら、より高位のライセンスの方がお得だからです!
狩猟免許の取り方
大仰な書きぶりをしましたが、狩猟免許は意外に簡単に取れてしまいます。
狩猟免許の取得までは大きく2ステップに分けられます。
STEP 1:狩猟免許講習会を受けよう
狩猟免許は難しくないと書きましたが、
試験の内容は狩猟に係る専門知識を問われるわけで、対策なしで受かりません。
そして教材を買って勉強するのはめっちゃ大変です。加えて、試験では実技として猟銃の分解組立などもあるので独学するのは難しいです…。
そこで用意されているのが猟友会主催の「狩猟免許講習会」です。
これ受けないと受からないと思ってください。
講習会のなかで試験対策を教えてくれますから、ちゃんと聴いてればまず落ちることはないでしょう。
受講の申し込みは郵送でもできますが、僕は秋葉原の東京猟友会へ直接申し込みに行きました。
見落としてしまいそうなビルのワンフロアに東京猟友会の事務所があります。
<申し込みに必要なもの>
- 申し込み用紙
- 狩猟免許試講習会受講料
(10,000円/一種目増えるごとに+5,000円)
特別に必要なものは特にありません。
申し込み用紙は猟友会のホームページよりダウンロードできます。
<申し込み/受講の手順>
- 申し込み用紙に記入し、猟友会に申し込む
(猟友会のサイトからダウンロードできます)
(郵送の場合、テキストの返信用にレターパック510円分、現金書留を同封する必要があります。) - 受講票とテキストを受け取って、講習会に参加する
これだけです。
めっちゃ簡単。講習会の1週間後に試験日が設定されていることが多い様です。
講習会の内容を忘れないうちに試験を行ってくれるのはありがたいです。
<受講申込書>
<受講票>
STEP 2:狩猟免許試験を受けよう
講習会の受講申し込みと同時に、狩猟免許試験も申し込みます。
勘違いしている人も多いのですが、狩猟免許は国家資格です。
免許の交付や試験に係る手続は、都道府県の自治事務で進められます。
つまり、免許の許可及び実施の主体は都道府県ということです。STEP1の講習会の主体は猟友会です。
多くの自治体の場合、鳥獣保護課が窓口になっていますが、
自治体によってまちまちなので、わからないことがあれば、自分が住んでいる都道府県庁へ電話で直接問い合わせるのが良いと思います。
東京の場合は都庁で申し込むのが一般的です。
書類さえ揃っていれば、申し込みはすぐに終わります。
<申し込みに必要なもの>
- 申請用紙
- 診断書
- 写真
(申請前6か月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景の縦3.0cm×横2.4cmの写真) - 住民票
- 狩猟免許試験受講料
(5,200円/受験する猟法ごとに5,200円必要です)
申請用紙と診断書は、自分が住んでいる都道府県のホームページにフォームを用意してくれています。
東京都の場合はこちら「申請用紙」「診断書」
<東京都の申請フォーム>
<診断書フォームの一例>
「精神疾患ではありません」「麻薬、覚せい剤をやっていません」ということを証明する内容になっています。
<申し込みの手順>
- 申請用紙をダウンロードして、記入しましょう。
(自治体によって様式が違うので注意してください) - 診断書のフォームをダウンロードして、医師に書いてもらいましょう。
(だいたい3,500円くらいです) - 写真を用意しましょう。
(コンビニプリントで200円で印刷できます。ピクチャンというサービスを使いました。) - 住民票を用意しましょう。
あとは、当日までに狩猟免許講習会を受けて、試験対策しておきましょう。
狩猟免許試験に合格すると、都道府県知事が発行する「狩猟免状」がいただけます!
ここまできて、晴れて猟師と名乗れる訳ですが、実際に狩猟に行くためには、このほかに「狩猟者登録」「猟具」が必要です。
<受験票>
<免状のイメージ>
【猟師になる】シリーズの記事
<本編>
- 【猟師になる!】狩猟免許の取り方
- 【猟師になる!】狩猟者登録をする
- 【猟師になる!】銃所持許可証を手に入れろ
- 【猟師になる!】おすすめの猟銃/猟銃比較
- 【猟師になる!】おすすめのガンロッカー/ガンロッカー比較
<レポート編>