【LEARN & GROW】木のスプーンを作ろう
2016年11月6日(日)
前回、「理想の夫婦生活を語ろうワークショップ」から、1ヶ月がたちました。
今日はLEARN&GROWの一貫で、「木のスプーンを作ろう」というワークショップに参加しました。
木のスプーン作り
この日も、10:00にTRUNK HOTEL 開業準備室に集合しました。
いや、嘘です。。。会場へ向かう途中、カメラを忘れていることに気づき…ゴウキさんがダッシュで戻るという荒技をやり遂げました。
2kmを猛ダッシュし、10:05に会場へ到着!5分遅れでワークショップがスタートしました。
(みなさん、ごめんなさい…。)
テーブルの上には、ワークショップの準備がされていました。ワクワク
はじめに
今日の先生は、『miyazono spoon』のみやぞのさん。
木のスプーンの良いところについて、2つ教えてくれました。
1つめは、熱伝導率が低く、熱いものを食べる時も熱すぎず、冷たいものを食べる時も冷たすぎず、食べ物を口に運ぶことができます。
2つめは、使い込んでささくれてしまった時も、削って直せるので、愛着を持ってずっと使っていられるということです。
何て素敵なんでしょう!
そして、みやぞのさんが制作した様々な形のスプーンを並べて見せていただきました。
miyazono spoon の紹介動画
マリンバ奏者さんとコラボして制作したmiyazono spoonさんの動画を見せてもらいました。
スプーンを作る時の音を採取して制作されたそうです。
素敵!見入ってしまいます。映像の美しさもそうですが、スプーンが作られていく過程もよく分かります。
早速制作をはじめましょう
テーブルの上には、一人ひとつ、このようなキットが置いてありました。
袋からスプーンを取り出すと、うーん、良い香り!これはヒノキの香り…!?
そうです!今日はヒノキでスプーンをつくるのです。なんとも贅沢。
削るのが難しい内側は、すでに削った状態にしてくださっていました。今日はそれ以外の部分を削ります。
道具はカッターのみ。まずはやってみましょう!とのことです。
削り方を細かく指導してくださいます。
左手に軍手をはめて、早速削り始めます。
スプーンの背中をガシガシ削っていきます。
逆目の部分は、台を使って削ります。これがなかなか難しい…。
こんな風に左右のバランスを見ながら均等になるように削っていきます。
真剣に削っています!…が、
あ!!! 焦ると大きく削ってしまいます!注意!!!
持ち手のデザインを決める
スプーンの背中が削れたら、次は持ち手の形を決めます。
この時、みやぞのさんが自分の持ち方にピッタリ合ったスプーン診断をしてくださいました。
▼私は、こうやって鉛筆のように持っているので、中央が膨らんだ形のスプーンが向いているらしい。
▼ゴウキさんは少し違います。柄が細くて反っています。
普段、意識していなかったスプーンの持ち方を、あらためて観察してみると、一人一人みんな違うんです。
それぞれの持ち方にあった、スプーンの柄があるんだということを初めて認識して、それがとても良い発見でした。
持ち手のデザインを作る
いろいろな形のスプーンを持ち比べて、一番しっくりくる形に習って、ラインを引きます。
こんなかんじ。このラインを参考に削っていきます。
私は、丸みを帯びたデザインにしていきます。
二人とも真剣です。もくもくと削ります。
アドバイスをもらいながらひたすら削ります。
仕上げのヤスリがけ
こんな感じにカッターで削れたら、ヤスリがけの工程に進みます。
ヤスリは、5種類あり、番号の小さい方が目が荒いので、目が荒いヤスリから順番にかけていきます。
真剣です。。。
もういいかなー?と思っても、「うーんまだまだ!」と、チェックは厳しいです!
▼このくらいすべすべになるまでヤスリを根気よくかけていきます。
次に、濡れたティッシュでスプーンを湿らせて、わざと木の表面を毛羽立たせます。
濡れると木目が目立ちます。2〜3分乾かして、再びヤスリをかける作業を3回繰り返します。
濡らして削るを繰り返すことで、使用中に木の表面が毛羽立つことを防ぎます。
良い感じ!
最後の仕上げ
最後の仕上げに、表面に油をぬるのですが、今日は生のクルミの油を使用しました。
生のクルミならば、コンビニでも購入できるので、日々のお手入れをするのにとても良いとおもいました。
生クルミを布の切れ端に乗せて、包みます。
金槌で上から優しく叩きます。すると、ジンワリとクルミの油が出てきます。
クルミが潰れたら、手で揉むとさらに油が染み出てきます。
そして、その油をスプーンに塗るっていきます。
完成!!!
モモコのスプーン
丸くてぽってりしています。かわいい!!!
ゴウキのスプーン
とにかく薄い、細い!洗練されたデザインだと思います。
みんなのスプーンを並べると、ひとりひとり全然違った形をしているのがわかります。
すてき!!!ずっと眺めていたい美しさです。
スプーンを使ってみよう
出来立てホヤホヤの木のスプーンで、ケーキを食べるというなんとも素晴らしい企画が組み込まれていました!
食べやすい!そして、めちゃくちゃ美味しい…。りんごと蜂蜜のムースでした。
最後に
ケーキを食べ終わったあとはスプーンを拭いて、これにてワークショップは終了!
スプーンは人によって持ち方が違う、そしてその持ち方に合ったスプーンがある!ということを知れたのが、今回の大きな収穫です。
「私はこんな持ち方だよ〜」「俺はちがうけどな〜」なんていう些細な発見を楽しめるのが、私たちが思う理想の夫婦です。
こういった小さな幸せを、これからも二人で見つけていけたらいいなと思えた、とても素敵なワークショップでした。
スプーン、大切に使います!