【ヒト/コト】狩猟と義肢と手ぬぐいと
どーも。ぼくです。
ひょんなことからご縁をいただき、突飛な話で、猟師 ×2と義肢装具士と広告マンと手ぬぐい屋とデザイナーが一堂に会した不思議なランチ会が開催されました。
この不思議なランチ会で出会ったメンバーがあまりにも素敵すぎたので、ここで紹介させていただきます。
参加者
手ぬぐい屋
今回の不思議なランチ会へは、注染の手ぬぐいで有名なかまわぬの高橋基朗さんにお誘いいただき、参加することになりました。
高橋さんは、自分のことを「手ぬぐい屋」っていうんですけど、まぁたしかに手ぬぐい屋ですが、ものすごい手ぬぐい屋ですよ。
日々アクティブに多方面で活躍されていますが、今回みたいなご縁を繋ぐ食事会もちょこちょこ開催しているらしいです。
ちなみに、かまわぬは、昔から日用品として親しまれてきた手ぬぐいに、現代的なデザインや、現代ならでは使用方法を提案し、新しい手ぬぐいの魅力を発信している手ぬぐい専門店です。今年は30周年のアニバーサリーらしいので、きっと高橋さんが何かイベントを企画していそうです。
そんなかまわぬの代官山店が集合場所でした。
打ち水で清められたエントランスに、朝日も相まってどこか神聖な雰囲気でした。
広角レンズを使いたいだけの画角でパシャリ
猟師 ×2
狩猟ガールの千春さんと猟師同士のツーショット。一なぜか鹿皮を前面に出した記念写真…。
数年前に、うさぎの解体の様子をブログに載せて大炎上したことでも有名なあの畠山千春さんです。
命を刈り取って食べる猟師という職業について、この一件ですごい批判があったそうです。
でもね。食べることに真剣に向き合うと「獲って喰う」に行き着くと思います。本当の意味で「いただきます。」って、猟師である我々が一番知っているし、それを伝えたい気持ちで発信したという千春さんの行動に、少なくとも僕は賛同します…と、炎上当時思っていたのですが、そのご本人に会えるなんてね。
ご縁をくれた高橋さんには大感謝です。
千春さんは、普段は福岡県糸島市の山の中で狩猟や自家栽培しながら、自給自足の生活をおくっています。今回は『ばあちゃんの幸せレシピ』刊行記念のトーク&サイン会のため上京していて、その帰り側の貴重なお時間をいただきました。
猟の話や、自給自足の面白さ、経営するシェアハウスのメンバーの話などなど、面白い話が芋づる式に出てくるので、全然話し足りませんでしたが、またお会いした際の楽しみにしておきます。
義肢装具士
義肢装具士の山口杏さん
山口杏ちゃんは、男性ばかりの義肢装具士という世界で、奮闘するパワフルウーマン。
患者さんの体の一部を作ることの難しさや、義肢装具士の一種独特な世界に向き合いながら、日々精進だと語る杏ちゃん。
こんなに若くて可愛い義肢装具士さんがいるなんて…、なんかネット界隈「美人すぎる義肢装具士」として騒がれてもおかしくないくらいだと思います。
きっと彼女は義肢装具士の世界に新風を巻き起こす!…ような気がします。(笑)
広告マン
席の関係上、残念ながらじっくり話すせなかったのですが、広告のお仕事をしているそうです。
ネガティブにもポジティブにも社会に影響を与えうる職業で、たまに怖くなる時もあると語る彼。 人々にとって良いものを世に出して行ける立場になりたいと熱っぽく語る祐太さんのお話も、もっと聞きたい。
僕も広告、プロモーションの世界とは遠くないところで働く身として、祐太さんのお仕事ぶりや人となりに興味はつきません。
今度はお酒でも飲みながら、お互いの仕事について語り合いたいもんです。
デザイナー
僕の妻で、UXデザイナーのモモコ
特に説明はしません。てとてとの盛り付けやワークショップの企画、料理の構成なんかを担当してくれる心強いパートナーです。
全員揃って集合写真@かまわぬ代官山店
手ぬぐいを物色中の女子二人
ランチ会場はIVY PLACE
もらった手ぬぐいが相当お気に召したモモコ
いただいたのは、春に向けて桜をモチーフにした手ぬぐいでした。
「この手ぬぐいを見るたびに、今日集まった人たちやここで話したことを思い出してください」と、高橋さん。
あぁ、こんな風に渡す贈り物っていいなぁと心から思いました。
高橋さんはあまり自分の話は語らず、若い私達の話を面白がって聞いてくださっていましたが、このプレゼントとメッセージからは手ぬぐいや仕事への思いが伝わってきました。
手ぬぐいについて
実は、僕もモモコも手ぬぐいが好きで、お互い集めていました。
我が家にはいろいろな手ぬぐいがあり、食器を拭く布巾として使っています。
雨がふりそうな日は、てるてる坊主の手ぬぐいを使ったりして気分をあげたり…
モモコお気に入りのりんごの手ぬぐいは、たくさん洗い、色が抜けてきました。これがまた味でよいのですよね。
洗濯すると、ほつれてきてしまうのですが、糸をハサミで切るもいとをかし。
いただいた桜の手ぬぐい以外にも、季節に合わせて手ぬぐいを使いたいなと思い、これからが旬の「筍」と「アスパラガス」の手ぬぐいを購入。仲間入りしました。
季節のおとづれを手ぬぐいで感じられるって、素敵ですよね。
最後に
色々なジャンルで活躍している方々が一堂に集まり、食卓を囲みながらお話をするというのは、何とも充実した時間でした。
美味しい料理と美味しいお酒、デザートにも大満足。あっという間の4時間でした。
千春さんに至っては、うっかり飛行機の搭乗時間に間に合わなそうになるという事件があったり…。(笑)
何はともあれ、このご縁がどこかでなにかの形にしたいと思った次第です。抽象的な感覚ですが、きっとなにか面白いことが起こる予感がしています。
わくわく