【19】キッチン機器の比較:IHヒーター編
どーも。僕です。
前回に引き続きキッチン機器のショールーム見学のレポートです。
第二回の今回はコンロについて各社の比較をしていきたいと思います。
比較メーカーは、ガゲナウ、AEG(アーエーゲー)、ミーレです。
国内メーカーのものはダサいので却下です。(笑)
コンロ
【第一希望】ガゲナウ:VI260-134 定価:486,000円(税込)
http://goo.gl/aJvS7o
サイズ:W908×D360×H58
コンロはIHかガスの選択に悩むところです。IHは火力が弱く、野菜炒めとかベチャってなる印象があったので、断然ガス派の僕でしたが、ショールームに見学に行ってIHの進化にびっくりしました。
ガス派の僕が、IHをに乗り換えた理由は以下のとおりです。
掃除がしやすい
ガラストップでフラットデザインなので、掃除がしやすいです。
サッと拭くだけできれいなるので、掃除の手間は1/10以下くらいらしいです。
火加減の調整がめっちゃ楽
細かい調整ができなそうな印象のIHですが、10段階の火力調整が可能です。超弱火もボタン位押すだけ。その上温度管理機能も付いているので揚げ物とか失敗知らずですよ。
10段階以上の調整をガスならできると思っていましたが、よくよく考えてみると意識して10段階も調整しないです。
キッチンが熱くならない
火を使わないので調理スペースの気温が上昇しません。
部屋のど真ん中にキッチンを配置するので、ガスだと部屋全体の気温を上昇させてしまいます。IHなら鍋を電磁誘導で熱するので、火のように空間もろとも熱することなく、快適に料理することができます。
火力がかなり強い
火力が弱いイメージありますよね。
でも、きっとそれはIHが出たての頃の話。初期の頃は100Vが主流で確かに火力は弱かったようですが、現在主流の200Vならそんなことはありません。むしろ、ガスより火力は強力です。瞬間湯沸かし器より湯沸かし早いし、野菜炒めもシャキッと仕上がります。
安全
火を使わないので、当然安全です。
お子さんのいる家庭なんかでは、気にする親御さんもおおいかもしれませんね。
おそらくみなさんも国産メーカーと海外メーカーで悩むことになると思います。
基本的に、IHはIH専用の鍋やフライパンを使用する必要がありますが、国産メーカーは「オールメタル対応」といって、どんな鍋でもIHで使えるような機能が搭載されているので、一見良さそうに思えます。
でも、そういった機能はモル電磁波という人体へ悪影響を及ぼす電磁波の一種を大量に出すことがわかっており、海外では規制されているようです。当然海外メーカーのものは電磁波対策がされています。
電磁波がない方がいいとは一概に言えませんが、出ない方がいいような気がします。
機能面では国産メーカーと海外メーカーとの差はほとんどありません。
あとは、見た目。デザインは海外メーカーの方が圧倒的にかっこいいです。
唯一リンナイのドロップインシリーズは頑張っていますが、ちょっと高いんですよね。
<参考:リンナイのドロップインシリーズ>
IHのサイズ別タイプで比較検討する
我が家のキッチンは、4つ口タイプを入れる想定でいます。
四つ口は配置によって2タイプあります。横に並べて調理できる横長のタイプと、普通に縦2列で調理する縦タイプです
我が家のキッチンは長さが約2.8mと大きめにつくる予定。対面カウンターとしても使えるように飲食スペースを広く取りたいので横長タイプを選ぶことします。
<縦長タイプ>
<横長タイプ>
パワー(火力)で比較検討する
IHの火力ってわかりにくいですよね。火力の目安は以下のようになっているようです。
IHの火力とkwの関係
- 超強火:2.0kw〜 (ハイカロリーバーナー並みの火力になります。)
- 強火:1.4kw〜
- 中火:1.0kw〜
1.4kw以上の出力は、炒め料理などにも対応できます。一番良く使うことになると思うので、配置が大事だと思います。
2.0kw以上の出力はハイカロリーバーナーと同程度の火力で、中華料理などの大火力が必要な料理に対応します。
一般のご家庭でハイカロリーバーナーがあるお家はあまりないと思いますが、2.0kw以上のIHなら、お湯を沸かすのもあっと言う間です。実際にショールームで試しましたが、本当にあっという間でした!
それ以下の出力のエリアは、揚げ物に使ったり、煮込み料理に使ったりします。
ほとんどのIHにはブースト機能が付いていて、10分程度の短い時間なら最大出力の30〜50%UPの出力で使うことができます。つまり、1.5kw以上のIHをブーストさせると、ハイカロリーバーナー並みの火力が出せることになります。
ミーレ
ミーレの横長タイプは、フレームレスのガラストップ。このガラスは強化ガラス製です。
しかも、スイッチ類はタッチパネル式なので、フルフラットです。超かっこいい…。
タッチパネルの感度も良く、素早く直感的に操作することができます。
キッチンタイマー機能も付いていて、指定したエリアを設定した時間でスイッチオフすることができます。また、普通のキッチンタイマーとしても使うことができます。
最大の特徴は中央部分。
1.8kw2つを同時に使えば、オーバル型や角形の鍋にも対応する大火力のIHになります。火力も強いので対応するプレートさえあれば鉄板焼きも作れちゃうらしいです。
その上、右と左に分けて使用すると4つ口になります。
真ん中の四角いエリアが一番火力が強いエリアです。右端の丸いエリアも一般的なIHコンロの強火の出力です。一番右端が弱火のエリア、対応する鍋のサイズも小さいです。全ゾーンにブースト機能がついています。
また、鍋のサイズを感知して自動的にサイズにあった加熱ゾーンを設定してくれるエコな機能も付いています。
僕は右利きなので、我が家のキッチンでは右にシンク、左にコンロを配置する予定です。
作業スペースのすぐ隣(右端のエリア)が一番良く使うエリアになります。そう考えると右が弱火なのは使いづらいかもしれません。まぁ、この辺は個人の好みによると思います。
欠点はフレームがないので、ガラスが欠けやすいことくらい。実際にショールームの展示してあるものは四隅が少し欠けていました。
お値段は41万円ほど。
ガゲナウ
ガゲナウの横長タイプもガラストップ(もちろん強化ガラス製)ですが、こちらは外周にステンレスのフレームが付いています。質実剛健のガゲナウらしい造りです。まずガラスが欠けることはないでしょう。
最大の特徴は操作方法。
コントロールノブという磁石製のつまみをスライドさせたり、回したりして操作します。
物理的なつまみとタッチパネルを足して二で割ったような操作方法で、個性的でかっこいい上に、普通のガスコンロつまみのように回して操作するので、確実性があって使いやすかったです。
キッチンタイマー機能も付いています。ミーレとは違い、4つの調理ゾーンそれぞれに対して、自動スイッチオフの時間を設定できます。もちろん普通のキッチンタイマーとしても使用できます。
(参考動画です↓)
https://youtu.be/OhLJ5UU7-Rs
出力は全く問題なーし!
どのゾーンでも炒め物ができるほどの火力があるため、調理の制限がありません。右端なんてブーストしなくてもハイカロリーバーナーと同等の火力です。ブーストすると3.3kwもの高出力を発揮できます
これは2Lの水が2分とかからず沸騰するほどの火力です。
またフライパンセンサーが左から2番目と右端のエリアには搭載されていて、設定した温度に保ち続けることができます。揚げ物や煮込み料理の強い味方になりそうです。
配置も右端に火力の強いエリアが配置されており、調理にストレスを感じることもないと思います。
難点はお値段が高いこと、定価49万円ほど。
アーエーゲー(AEG)
横長タイプではありませんが、AEGのIHも魅力的です。調理エリアの形は丸か四角が主流ですが、こちらはどんな形の鍋にも対応します。
4箇所にある「+」のターゲットマークに鍋にかかると、1/4に分割されたエリアごとに調理ができる仕組みになっています。なので、4つすべてのターゲットマークを覆うような四角いプレートを用意すれば、鉄板として使うこともできますし、オーバル型の鍋などもムラなく調理できるそうです。
見た目も悪くないですね。ガラストップで、フレームレスの綺麗なデザインです。ミーレ、ガゲナウとはちがいセラミックガラス製というのも特徴の一つ。セラミックガラスは人工衛星などに使われている素材で、強度と耐久性を持っているらしいです。強化ガラスと比べてどうなのかは調べたけど分かりませんでした。
しかし、IHコンロに宇宙を感じるなんて、料理するたびにワクワクしそうです。
操作方法はスライド式タッチパネル。
操作パネルを指でなぞることで火力の上げ下げを行います。
でも、なぞらなくてもタッチすれば、指定の火力に設定することもできます。「スライド式…使うかなー」と思いましたが、あればあったで自慢にはなるかもしれませんね。
出力は全エリア1.8kw。その全てにブースト機能がついています。ブースト時の火力は2.3kw。
横長タイプでなければ、これに決定って感じでした。なんてったって、お値段が安い。35万円。
しかし、今回は横長タイプにしたいので、このタイプは選べません。
でも、普通の4つ口のIHをお探しなら、オススメです。
結局、使い勝手や耐久性を考えて、ガゲナウのIHを選ぶことにしました。
まだまだ続く、ショールームレポーとです。
次回はオーブンについてまとめてみたいと思います。
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